複式簿記により帳簿を記入しましょう。 商品を販売する商店の帳簿を考えましょう。(取引を記帳します。) 1 商品1,000円を現金で買いました。 2 この商品を1,200円で販売し現金を収受しました。 3 銀行から200,000円借入普通預金に入金しました。 4 車で配達したいので自動車を200,000円買いました。代金は 普通預金から200,000円引出支払ました。
会社では次のように仕訳します。(左側と右側に書きます。) 1 仕 入 1000 現金 1000 2 現 金 1200 売上 1200 3 普通預金 200,000 借入金 200,000 4 車両運搬具200,000 普通預金200,000 複式簿記の特徴,取引が発生しますと常にこのように 左側と右側に仕訳をして元帳に書いていきます。 このときに左側の科目を借方科目、右側の各科目を貸方科目と言います。 科目を勘定科目と言います。勘定科目は大きく分類して五項目に分類されます。 Q 借方と貸方と何故言うのでしょうか。 福沢諭吉が明治6年「調合之法」に複式簿記を日本に紹介しています。その時debit, creditを借方、貸方と翻訳しました。ルカ・パチヨーリ時代のイタリヤは経済がめざましく発展し、会計が高度に発展する時代でした。 debit, creditを明治時代に福沢諭吉が翻訳したときに借方、貸方として翻訳したため以後借方、貸方と使われることとなりましたが「借主」、「貸主」と翻訳出来ていれば複式簿記は一般の人にも理解されて取入れることが進んだかとも思われます。 今後はより理解しやすく本来の意味からしても「借主」、「貸主」と使われることを推奨します。「方」よりも「債務者=貸主」「債権者=借主」の「主」が理解が早いのです。「方」は左右の方向を示す言葉ですので意味のない表現です。 お金を貸した相手の名前を示す方が借主です。お金を借りた相手は右側に書き借りた相手の名前=借主です。今では銀行名で三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行が借主でしょう。
上記はセミナーのレジュメの一部です。 続きはホームページにセミナー開催日を記載致しますので、ご期待下さい。 「akoの革工芸」と検索して家内の作品ご高覧願います。
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