2002年1/1
三洋電と昭和電工がプレハブ冷蔵庫事業を統合

 プレハブ式冷凍冷蔵庫事業を展開する三洋電機と昭和電工は、それぞれの
子会社を合併させることで合意した。新会社は「三洋昭和パネルシステム」と
なり、資本金は4億円。本社は現・昭和パネルシステムのある東京都江東区
木場におき、代表者(社長)は三洋電機側から選任する。合併による発足は
今年4月1日付けで年商額は03年3月期で約140億円を予定し、プレハブ冷
凍冷蔵庫の゙総合メーカーとして<業界NO1>を目指ずとしている。



エアコン出荷は低空での始動に

 日本冷凍空調工業会がこのほどまとめた11月度のエアコン国内出荷は、業
務用パッケージエアコンが前年同月比1.2%減の5万5千台。家庭用ルーム
エアコンが同1.4%減の30万5千台。10月度も前年割れしており、02冷凍年
度の立ち上がり2ヶ月は低空での始動となった。



神鋼商事など3社が中国でエアコン部品

 神戸製鋼所の関連会社である神鋼商事とナガヌマ(群県馬)、冠達実業の3社
は合弁により中国にエアコン部品のメーカーを設立、現地エアコンメーカーに対
応するほか、他のメーカーが製造する中国製部品も調達して日本市場向けにも
輸出を行う。生産は今年2月からで、当面は日本向けに供給を行い、順次、中国
での日系エアコンメーカーにも販売していく。

 *訂正とお詫び 上記記事に誤りがありました。これまでナガシマと記載して
おりましたのは、正しくはナガヌマ(群馬県)であり、訂正してお詫び致します。



昭和鉄工が中国で空調機増強へ

 昭和鉄工は中国・大連市で生産するファンコイルユニットなど空調機の生産量
拡大のため、新たに2億5千万円を投じて工場増設を行い、今秋から操業を開始
する。同社が中国企業と合弁して「大連永山空調設備有限公司」を設立したのは
1997年。現在の生産規模は業務用空調機が年間4万台、ファンコイルユニットが
同3千台規模に達している。今後、北京オリンピックの開催や西部開発などが見
込まれ、中国での空調機器需要はその拡大が確実視されている。こうしたなか、
今後は衛生面やクリーン度を確実にした差別化製品を強化して病院や半導体工
場などをターゲットに付加価値製品として市場開拓に注力する。



東急メカトロが高性能オゾン脱臭装置を発売

 東急メカトロシステムズ(東京都世田谷区)ではハンディ型高性能オゾン脱臭装置
を発売した。主な特長は@オゾン発生と送風を連続して繰り返すため、一度の脱臭
では効果が少ないところに使用ができるA従来製品との比較でより軽量、小型化を
実現B1週間で毎日異なる時間に脱臭したい、または毎日定期的に脱臭したい場合
にはオプションでウイークリータイマーが使用できるC強力ブロアでオゾンを脱臭室内
に送風し、脱臭室内の臭いを効果的に取り除く−など。



アメフレックが「最適省エネと環境改善システム」で講習会

 アメフレックは創業65週年を記念して1月24日午後、東京都板橋区の板橋区立産
文ホールにおいて「最新・最適省エネシステムと環境改善システム」をテーマとした講
習会を開催する。これまで同社が提案し導入したことで環境改善や省エネルギーに
貢献した製品の案内と新製品の提案を行う。



朝日工業社が自然エネによる冷暖房システムを開発

 準大手の空調設備会社、朝日工業社はこのほど自然エネルギーによる冷暖房システ
ムを開発し、今春から発売する。同システムは内部が空洞化で太陽光を効果的に吸収
する「ソーラーウォールユニット」を外壁に取り付けるもので、外部から採り入れた空気を
太陽熱で80℃程度に暖めて、この熱風を夏には除湿装置に取り入れて30℃程度まで
除湿したあと、今度は25℃程度に冷却して室内に送風する。低湿度であるため涼しく感
じる。冬場は熱風と外気を適度に混合して最適温度で暖房する。また太陽光や風力によ
る発電も行い、そこで得た電力を空調運転に活用して電力コストを削減する。同社では、
これら事業により初年度に3億円の売上を見込んでいる。



松下電器が「光電プラズマ」で空気清浄機を発売

 松下電器産業は空気清浄機に業界で初の光電プラズマ方式を採用することで、オゾン
を出さずにマイナスイオンを発生させるとともに、「1/fゆらぎ」(さざ波やそよ風など自然の
リズムの心地よさを科学して生まれたリズム)で制御する空気清浄機「光電プラズマ・エア
クリーナー」を今月10日から発売する。


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