三菱重工が冷熱サービス体制を強化

 三菱重工業は、同社空調冷熱機器の生産拠点である冷熱
事業本部(愛知県西春日井郡)内に今月1日付けで新たに
「サービス部(部長=梅野啓二氏)」を新設して、製版一体に
よる本社直轄体制を構築してサービスの拡充に努め、顧客満
足度の向上を目指している。顧客からの修理依頼などの内容
とサービスの実施履歴については新設のサービス部が統括
して管理する。またこれに関連して同社100%出資の関連会
社である三菱重工東日本販売(東京都新宿区)は、空調機器
や冷凍機での修理依頼に迅速な対応と問い合わせに対して
タイムリーな回答を行なうため、サービスフロントセンター(SFC)
を開設して1月7日から業務を開始した。当面は都内23区のエ
ンドユーザーや販売店からの修理依頼などを電話、ファックスで
受付、近い将来には同社が営業テリトリーとする関東甲信越首
都圏にまで拡充して、メンテナンス業者への手配なども迅速に
行なう。これより先、近畿地区は昨年4月に三菱重工近畿販売
が「近畿サービスフロントセンター」を開設している。これらSFC
ではサービススタッフが電話受け付けや修理手配などを担当し、
受電後即座に修理に向かう体制を整え、とくに真夏のピーク時
にはサービススタッフを増員してスピード対応していく。