ダイキンが電力3社と氷蓄熱ビル用マルチで高効率機を開発

 ダイキン工業はこのほど、東京電力、関西電力、中部電力の電力3社と共同に
より、新冷媒R407Cを採用するとともに省エネ性能を大幅に高めた「氷蓄熱ビル
用マルチVe−upRZ」シリーズ全8機種を開発、今年6月から発売する。
 発売するのは10、13、16、20馬力のピークシフトタイプと、ピークカット&シフト
タイプの2シリーズ、全8機種で、業界トップの省エネルギー性を持ったダイキン工
業のビル用マルチエアコン「Ve−up」シリーズの省エネ技術を取り入れるとともに
、同社独自の氷蓄熱冷媒回路(MPB=マルチパスブレンド回路)を新たにシステ
ム展開した高効率ビル用マルチエアコン。
 共同研究の目標だった夜間蓄熱運転と昼間の蓄熱利用運転をあわせた冷房効
率(日量蓄熱利用冷房効率)3.0以上を大きくクリアし、これまでの2.6(同社従来
機)から3.19へと23%もアップした(60ヘルツ地区、13馬力相当機)。電気料金
についても非蓄熱機に比べ約40%(年間13万円)低減できる。

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