三洋電とアリガがショーケース生産を統合

 三洋電機はスーパーショーケースの開発・設計・生産部門を分離し、
アリガ(本社・東京都新宿区)と共同出資の合弁会社「三洋アリガ(仮
称)」を設立する。
 スーパーショーケース市場の大幅な縮小を踏まえ、競争力を強めつつ
占有率を高めることが狙い。新会社の資本金は4億円で、三洋が7割を
出資する。本社はアリガの埼玉工場(埼玉県大里郡)に置く。設立は4月
1日。新会社では、生産部門の組織統合を通じ、生産性を1.5倍増する
とともに、開発・開発・設計の統合で商品開発の増強と迅速化を目指す。
また間接部門の統合で少数精鋭のローコストオペレーションを図っていく。
新会社では三洋(スーパーショーケース)、アリガ(対面ショーケース)
の両ブランドのショーケースの開発・設計・生産を行う。三洋電機・東京製
作所(群馬県大泉)でも生産を継続、生産品目や仕事量に応じて両工場を
機動的に展開する。販売は従来通り、三洋、アリガがそれぞれ行っていく。

 
 戻る  トップへ