三菱重工が中国で業務用エアコンの生産体制を強化

 三菱重工はこのほど、中国市場で業務用エアコンを製造している海爾集団公司(ハイアー
ル)との合弁会社「三菱重工海爾(青島)空調機有限公司(MHAQ社)の工場増設に着手し
たことを明らかにした。
 同社は1993年に中国最大の家電メーカー、海爾集団公司(ハイアール)と合弁によりMH
AQ社を設立し、パッケージエアコンを中心に生産を行ってきた。今回の工場増設は、今後、
年率5〜8%の成長が期待できる中国の業務用エアコン市場で更なる事業規模の拡大を図
ろうとするもので、生産能力の拡大、生産性の向上とともに、大型機、新製品の現地生産にも
対応すべく新鋭工場の増設に着手した。同社では工場増設と平行して、大型ビル用マルチエ
アコを含む新製品の技術提携契約をMHAQ社と締結。これら新鋭工場の建設、技術範囲の
拡大によりMHAQ社の生産能力・技術力を強化し、中国市場で強力な販売網を持つハイア
ールを活用して同市場での業務用エアコン事業の伸展を具体的行動として示したことになる。
また三菱重工は中国、欧州、東南アジア、北米を重点にそれぞれの現地における商品開発、
資材調達、生産、営業、サービスなど、゙多機能海外拠点゙を確立して海外事業の拡大に注力
していく方針。

 ・三菱重工業のホームページ(ニュースリリース原文)
   http://www.mhi.co.jp/news/sec1/020412.html



 戻る  トップへ