日立産機が空調用冷却水を利用した小型発電システム

 日立産機システムは空調用の冷却水を活用して発電する「小型水力発電システム」を
開発、「日立エネルギー回収システム」として新春早々から受注活動を開始する。
 空調用の冷却水が屋上階から地下の蓄熱槽に戻る際に発生する“未利用エネルギー”
を活用して水車を回し発電する。落差に応じた水車の最適回転速度制御により高効率の
電気エネルギーとして回収を実現する。設備費用は出力1kWあたり約50万円。同社の試
算ではコンピューター室の冷却返送水で、毎分1立方メートル・有効落差40メートル、24
時間・365日連続運転すると、業務用電力をkW時15円で買電するケースに比べ、年間
電気代で約40万円の低減が可能になるという。


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