環境省が地中熱利用ヒーポンを全国60ヶ所に試験導入へ

 環境省はこのほど、地中熱利用のヒートポンプ式空調・冷暖房、給湯システムを普及させるた
め、来年度から全国60ヶ所の公共施設に試験的導入する方針を固めた。
 設置費用の3分の2を国と都道府県が補助する。このため総額2億円の特別会計を計上。病院
や図書館のほか、市町村役場、公民館などの公共施設全国60ヶ所に設置していく計画。地中熱
利用ヒートポンプシステムは、年間を通じてほぼ安定している15℃前後の地中熱を採取、熱交換
してヒートポンプ冷暖房や給湯に利用するもの。省エネや地球温暖化防止、ヒートアイランド現象
抑制への効果も期待できるため、国が先行して導入を進めることで欧米に比べて大差で遅れてい
る同システムの国内における普及拡大を目指す。

 ・地中熱利用促進懇談会のホームページ

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