東洋製作所が海洋深層水を利用した空調システムの実用化研究

東洋製作所は海洋深層水(300b以深の海水)を利用した空調システムの実用化研究を行うことを発表、冷凍機が不要となることで従来比70%の省エネを実現する。この空調システムは低温の深層水と、冷房に使用され暖められた水を熱交換して室内冷房に用いるというもの。実用化研究では各種データの収集・解析のほか省エネ70%の実証も行われる。同社は海洋深層水の脱塩技術を開発するなど海洋深層水を利用した取り組みでは実績があり、今回こうした技術ノウハウを活かし更に戦略の幅を広げていく。実用化研究が終了する11月以降には海洋深層水を利用できる地区の事務所、工場、農業施設、冷蔵施設などへ営業活動を展開する予定という。

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