松下電器が効率・耐久性を向上した家庭用燃料電池コージェネを開発

 松下電器はこのほど、発電効率35%を実現し、静音性能、耐久性を向上した家庭用燃料電池コー
ジェネレーションを開発。04年度市場導入に向けて最終的なフィールド実験に乗り出した。
 同社では次世代エネルギー供給システムとして、家庭用燃料電池コージェネの研究開発と早期実
用化に取り組み、パナソニックセンターにおいて昨年から1年間、公開運転を実施してきた。このデータ
に基づき開発した今回のシステムは、MEA(固体高分子膜と電極を張り合わせた膜)構造の最適設計
により、出力電圧の変動を1000時間あたり3mVに抑えた業界最高の耐久性のほか、商品化時の目
標発電効率35%、安定動作、エアコン室外機並みの静音性(44デシベル)が特徴となっている。
 今月初めから社内研究施設「くらし研究所LivLa」で最終的なフィールド実験に乗り出している。

 ・松下電器産業のホームページ(ニュースリリースの原文)


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