日冷工がアンモニア除害設備の基準値を明確化した規格制定

 日本冷凍空調工業会はこのほど、アンモニア除害設備の基準値を明確化した規格「JRA
4054」を制定した。
 冷凍保安規則第36条のアンモニア冷凍空調設備(法定能力5〜60d未満)を対象にした
もので、冷媒充填量に応じた除害設備の基準を明確化した。除害設備の基準は世界的にも
類がないという。日冷工ではアンモニア使用設備の「安心と安全」を確保すべく昨年、メーカー
や電力会社、日本冷凍空調学会などからなる「アンモニア冷凍空調対応ワーキンググループ」
を設置、除害設備の基準を明確化した規格づくりを検討。前川製作所・守谷工場に実機を導入
して実際に漏洩させて除害する実験を行いながら安全性の確認を進め、JRA4054基準を制
定した。



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