03冷凍年度、エアコン国内出荷は横ばい圏−日冷工発表

 (社)日本冷凍空調工業会がこのほど発表した2003冷凍年度(02年10月〜03年9月)
のエアコン国内出荷は、業務用・家庭用とも微減ながらほぼ横ばい圏での着地となった。
 これによると業務用パッケージエアコン(PAC)は前年比1.3%減の65万9千台。出荷規模
で横ばい圏を確保した背景は、店舗・事務所の増設・入れ替えリニューアルが大きく寄与した
とみられる。冷夏となった今夏もマイナス幅は2〜3%程度にとどめ、計画導入が前提となる業
務用機器の強みを改めて発揮した格好。回復基調は9月度にも踏襲され、同月出荷は前年同
月比4.1%増となった。
 また同時に発表された家庭用ルームエアコン(RAC)も前年比1.9%減の677万台と横ばい圏
で着地。夏場の最盛期に天候不順に遭遇、30%減というダメージを追いながらも9月度に前
年同月比66%増の40万6千台を出荷したことで、ほぼ前年並に挽回した。

 ・日本冷凍空調工業会のホームページ(統計データ)


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