ローズマリーで活性酸素種の発生を抑制−三菱電機が健康空調機を製品化へ

 三菱電機は天然ハーブに含まれる抗酸化物質を利用した空調機器の開発に着手、細胞中の活性
酸素種の発生量の抑制が可能となる技術を活用し、健康空調機の製品化を進めている。
 活性酸素を抑制・消去する抗酸化物質が注目されるなか、三菱電機では天然ハーブの一種である
ローズマリーに着目。独立行政法人・産業技術総合研究所・ヒューマンストレスシグナル研究センター
との共同研究で、ローズマリー抽出物の揮発成分を含む空気中において、紫外線照射した培養ヒト皮
膚繊維芽細胞内(表皮の内側の真皮にあり、繊維たんぱく質であるコラーゲンや皮膚の弾力に関係す
るエラスチンなどをつくる細胞)の活性酸素種発生量が抑制されることを検証した。
 ローズマリーの抽出物での抗酸化性についての研究は行われているが、その揮発成分は注目されて
いなかった。同社では今後発売するルームエアコンなどにこの技術を応用。「健康空調機」の製品化を
進めていく方針だという。

 ・三菱電機のホームページ(ニュースリリース原文)


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