建築設備技術者協会がCPD認定に経過措置を実施

建築設備技術者協会は、CPDによるJABMEE SENIOR認定において、既に十分な経験・実績を持つ建築設備士への配慮として一定条件を満たすことで認定が得られる三年間の経過措置を実施する。二〇〇六年までの三年間の期限内には一定の条件を満たすことで、審査の後JABMEE SENIOR認定が取得できるというもの。審査には幅広く企画、設計、工事監理、施工管理、維持管理、経営等の分野で業務を行っていることも範疇となる。認定委員会も第三者機関のメンバーで構成され厳正に行われる。経過措置と通常コースとの違いは、通常コースだと単位取得と五年間の期間が必要だが、経過措置では条件を満たし、そして審査だけで認定が得られる。一定の条件は項目として五つあり、(1)建築設備士の資格取得後、実務経験年数が十年以上であること(2)資格取得後、一回以上、(財)建築技術教育普及センターが実施した建築設備士更新講習を受講していること(3)当協会の正会員(4)建築設備士の登録者であること(5)建築設備士総合講習を受講していること−を満たす必要がある。なお、この条件は現時点に限らず、二〇〇六年までの期間内において、例えば二年後に条件を満たせれば経過措置対象ともなる。経過措置による認定は早くて来年六月以降になる見込み。
更に(社)建築設備技術者協会では、企業内研修とOJTを同協会のCPD履修結果に組み込めるプログラム登録協定を実施する。登録費用は無料。登録後は五年ごとに研修システムの概要書の確認がある。そしてこのプログラム概要書は、他団体が実施する同様のスキームへの登録と同様のものでも受け付けており、新たに作成する必要はない。

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