2004年11/17付け
フィルターお掃除ロボットを搭載したルームエアコン−松下電器産業が発表
 松下電器産業はこのほど、2005年度の家庭用ルームエアコンのニューモデルとして「Xシリーズ」を発表した。新製品には世界初の自動フィルター掃除・排塵機能を搭載。「フィルターお掃除ロボット」と名付けられたこの新機構は、運転停止後に自動でフィルター掃除を行い、吸い取ったホコリなどを換気用排気ダクトから室外に放出するもの。1回約9分間でフィルター面積の8分の1を掃除する。1月21日から全10機種を発売。価格はオープンで、当初月産台数は2万台(シリーズ合計)。
松下電器産業のホームページ(ニュースリリース原文)

高効率空調機の導入に補助金−来月3日までHP蓄熱センター公募
 ヒートポンプ・蓄熱センターは、省エネルギー性の高い業務用の高効率空調機を導入する場合に「補助金」を交付する事業の募集を開始した。今月15日から来月3日までで、補助金の額は補助対象経費(従来機器との購入費差額)の3分の1以内、対象となる空調機は蒸気圧縮式のヒートポンプ技術を用いた空調機の室外機あるいは熱源機で、冷房能力が28kW以上、エネルギー消費効率(COP)が一次エネルギー換算した値が一定以上のものに限られる。これは経済産業省が今年度の新規事業として実施する高効率空調機導入支援事業によるもので、大規模施設におけるセントラル空調市場の高効率システム導入を支援することで、民生部門における総合的な省エネ対策の強化を図るというもの。
ヒートポンプ蓄熱センターのホームページ(ニュースリリース原文)

エアコン事業者で初の総会を開催−ロボット洗浄の川本工業
 エアコンのロボット洗浄販売を積極的に展開する川本工業は今月12日、ロボットでエアコン洗浄を行う事業者による初めての総会を開催した。ロボット洗浄の普及に伴い、洗浄方法の再考や情報の共有、交換の機会として開催、全国から約40社が参加出席した。総会では各洗浄業者が自己紹介や現状などを報告。特に目立ったのはエアコン立体洗浄ロボットで年間一千台規模を手掛ける事業者。これらの事業者は多店舗展開する事業者のエアコン洗浄事業を手掛けており、他県にまたがった案件を抱えていることから、同様に立体洗浄ロボットで事業展開する同業者への協業を呼びかけた。

高効率型の加熱蒸気発生装置−野村冷熱が発売へ
野村冷熱(本社・横浜市鶴見区)は、独自開発した熱交換器を組み込んだ高効率加熱蒸気発生装置を開発、プラントメーカー向けにOEM(相手先ブランド)販売を開始する。生ごみ乾燥や一般機械の洗浄などに用途が見込まれている。同装置はボイラから取り込んだ蒸気を加熱し、熱交換器を介して高効率に高温化する。熱交換効率は95%、100℃の温度を1、2分で600℃まで昇温できるという。生ごみ乾燥では、在来装置に比べ価格が5分の1に抑制できるとしている。



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