2005年1/26日付け
人の深部体温変化に合わせ制御するエアコン―ダイキンが新製品発表
 ダイキン工業はルームエアコンの新商品として、就寝中の「人の深部体温」を空調でコントロールし"深睡眠量"を増加させる世界初の「V字型温度制御」を搭載した家庭用ルームエアコン(RAC)「うるるとさらら・Fシリーズ」を3月より発売する。V字型温度制御は、人間の睡眠中の体温調節機能低下に注目し、室内の温度環境を理想的な体温のリズムにあわせることで睡眠の質を高める技術で、世界で初めてルームエアコンに搭載した。睡眠実験では、一定温度で睡眠した時よりも睡眠後5時間までの「深睡眠量」が約35%アップすることを実証しているという。
ダイキン工業のホームページ(ニュースリリース原文)

業務用、家庭用とも2桁の伸長―12月度の国内エアコン出荷
 日本冷凍空調工業会はこのほど、2004年12月のエアコン国内出荷実績を発表した。パッケージエアコン(PAC)は、前年同月比113.1%の約5万3600台となった。バブル期に設置された設備のリニューアル需要も顕在化しており、業務用エアコンは堅調な需要が続いている。一方のルームエアコン(RAC)も前年同月比123.8%の約37万4600台となり、大幅に実績を伸ばした。
日本冷凍空調工業会のホームページ(統計データ)

日立のPAMエアコンなど16件に決定―第15回「省エネ大賞」
 省エネルギーセンターは、第15回となる「省エネ大賞」の受賞機器・システムを発表。資源エネルギー庁長官賞に東芝キヤリアの業務用貯湯式ヒートポンプ給湯器、省エネルギーセンター会長賞には日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューションの「PAMエアコン白くまくん」などが受賞した。優れた省エネ性を発揮する民生用の機器・システムを公募し表彰する省エネ大賞。今回は74件の応募の中から各賞が選定された。
省エネルギーセンターのホームページ(ニュースリリース原文)

395ミリ幅の薄型電気温水器を発売―日立空調システム
 日立空調システムは、中部電力と共同して薄型フルオートタイプの電機温水器「パワフルスリム」2機種を開発し、2月21日から発売する。同製品は、市街地を中心に住宅の隣地境界までが狭いスペースでも設置であるほか、給湯量を増やしたい、三階まで給湯したいなどのニーズに応えている。角型貯湯タンクと給湯加圧ポンプを採用するとともに、本体幅を395ミリと業界最薄に抑え、高圧大流量給湯を実現したのが特長。タンク容量は370リットルと460リットルの2機種で、希望小売価格は47万5000円と50万5000円(いずれも税別)。
日立空調システムのホームページ(ニュースリリース原文)

耐震機能・計画に関するシンポジウム開催―空衛学会・日空衛
  ?空気調和衛生工学会(会長=水野稔氏)と日本空調衛生工事業協会(会長=山本廣氏)は2月9日、シンポジウム「建築設備の耐震機能・計画/新潟県中越地震被害調査報告」を東京空衛会館(東京都中央区新富)で開催する。空衛学会と日空衛は11月26日から4日間にわたり現地・新潟に合同調査団を派遣し被害調査を実施。こうした状況を踏まえ、新潟県中越地震被害調査報告、そして建築設備の機能維持性能を目標とした地震時に対する耐震グレード別の建築設備被害状況を予測。目標とする耐震性能に応じた建築設備の耐震計画をとりまとめ、シンポ形式で発表し、様々な意見を求める場とする。

国際燃料電池展は3日間で2万人が来場
 燃料電池に関する世界最大の専門技術展「FC EXPO 2005」が21日、閉幕した。同展は、燃料電池の国際技術専門展示会としては世界最大規模であり、燃料電池のあらゆる技術、部品、材料、装置の研究・開発・製造に携わる220余の企業、団体が参加した。なお、3日間の来場者数合計は20,037人だった。

堺に営業所を開設―空調資材商社の三喜工業
  ダクト資材や周辺機器など空調資材の総合商社である三喜工業(社長=廣辺忠典氏、本社・千葉市)では、1月11日より堺営業所(所長=吉川靖氏、所在地・大阪府堺市深井北町)を開設し、営業を開始した。同営業所では、堺、奈良、白浜地区をテリトリーとし、ダクト関連業者などにダクト部・資材を提供する。従来までは大阪支店が担当していた地域だが、実績の高まりに伴い、より地域に密着した迅速な対応と、新規顧客の開拓を目的として開設された。
三喜工業ホームページ



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