2005年2/2日付け
正会員119社のマンモス団体が発足―東京都設備設計事務所協会
 東京都建築設備設計協会(会長=安部克己氏、以下は東設協)と新東京設備設計事務所協会(会長=明野徳夫氏、以下は新東設事協)の統合が進められていたが1月31日、新東設事協の解散総会や東設協の定款改正等を経ることで、事実上の統合が実現し、?東京都設備設計事務所協会(東設事協)が発足する形となった。統合で正会員が119社、賛助会員が190社となり、?大阪建築設備設計事務所協会の正会員約60社と比較しても倍以上の規模となり、全国団体の?日本設備設計事務所協会関係では最大のマンモス団体となった。

消費電力を最大25%削減できるダクト用換気扇―三菱電機
  三菱電機は、改正建築基準法に対応する24時間換気用設備として、1台で最大6部屋の同時換気と、消費電力においては最大25%削減を実現したダクト用換気扇「中間取付形6分岐タイプ」を開発し、4月1日から発売する。同製品は、サニタリーゾーン(洗面所、トイレ、浴室)および居室を含めた最大6部屋の同時換気を1台で可能にした。これにより戸建住宅をはじめ集合住宅や事務所・店舗の複雑化する換気システム設計の簡易化と省施工化を実現する。
三菱電機ホームページ(ニュースリリース原文)

因幡電工が4月から被覆銅管を再値上げへ
 因幡電機産業・電工事業部は、止まらない原材料高に伴う措置として4月1日から被覆銅管を再値上げする。主原料である銅の
価格が上昇を続けており、現状価格での販売は限界と判断。昨年4月と10月に続く、三度目の値上げとなる。今回の改定幅は約10%にとどめるが、先行きが不透明なことから更なる価格転嫁も視野に入れる。また今回は鉄などの高騰化にも対応し、配管部材や支持金具といった金属製品、一部の断熱材などについても値上げを実施する。改定幅は製品ごとによって異なるが、断熱材で約15%程度になる見込み。

3月15日から国際衛生・暖房設備専門見本市−ドイツ・フランクフルトで
 ISH2005(国際衛生・暖房設備専門見本市)が3月15日から5日間、ドイツのフランクフルト国際見本市会場で開催される。隔年開催の同展だが、今回は約2400社、21ホールに渡る規模で開催される。特に熱技術として床下設置の省スペースボイラーや高級クラスの凝縮ボイラーなどの動向に注目が集まる。同時に開催されるエアコンテックも前回比15%増の266社、展示スペースも同30%の拡大。熱、冷房、換気、配管工事関連などの分野が集中し、展示会では原点に回帰した取り組みで訴求される。
 詳しい問い合わせはメサゴ・メッセフランクフルト(株)
 電話03−3262−8456

ダイキン工業が9日から総合設備展を開催−東京ビッグサイトで
 ダイキン工業では、2月9日から11日までの3日間、東京ビックサイトにおいて総合設備展「Air CREATION2005」を開催する。それぞれのマーケットの変化に対応したソリューションとシステムについて、「明日の空気を皆さまとともに」をテーマに同社の空調商品を提案する。会場では「住宅」「店舗」「ビル」「工場」など7つのブースとセミナー会場により構成され、最新技術や地球環境を考慮したシステムの紹介に加えて、実際に体験できるコーナーも設置される。

ベンチャーフェアには2万6千人が来場
 公的機関が開催する日本最大級のベンチャー企業イベント「ベンチャーフェア2005」が1月26日から2日間、東京国際フォーラムで開催された。今回開催は初日の降雪など天候要因を背景に来場者の足は鈍ったものの、会期中の会場は盛況で、2日間累計で2万6406人(前回は約2万9000人)が訪れた。空調・冷熱産業関連では、デシカント空調で知られるアースクリーン東北や空調ダクトメーカーの富士空調工業などが出展した。

家電製品に省エネラベル表示の義務化へ―東京都が新条例
 東京都は、このほど地球温暖化対策の強化を盛り込んだ「環境確保条例の改正案」をまとめ、2月議会に提出する。エアコンや冷蔵庫、ブラウン管テレビなど家電製品の省エネ性能を5段階で明示するラベル表示を義務付ける制度を新設する内容。これらは家電製品を販売する事業者には国が定める省エネ基準達成率に基づいて性能などをランク付けし、その表示を行うというもの。 

次世代アーク溶接で実演会−愛知産業が2月24日から
 愛知産業(東京都品川区)が2月24日から2日間、鉄とアルミの接合を実現したFRONIUS社製のアーク溶接機「コールドメタルトランスファー」の展示実演会を開催する。会場は同社の第2ビル(東京都品川区北品川5−3−20)。この次世代溶接機は、鉄とアルミの接合が行えるほか、最小0.3ミリまでの薄板溶接や、スパッタの出ないMIG/MAG溶接やロウ付けも可能など多くの特徴がある。実演は鉄とアルミの接合、亜鉛メッキ鋼板とアルミの接合、アルミ薄板の溶接、アルミ溶接の高速溶接など。価格は520万円で、2月から発売されている。
愛知産業のホームページ



空調タイムス2月2日号では、上記記事の詳細や
  その他の業界最新ニュースを掲載しております。



 HOME