2005年2/9日付け
空冷ヒートポンプ式「立形ルーフトップ空調機」を発売−木村工機
 木村工機(社長=木村恵一氏、本社・大阪市中央区)はこのほど、一台で本格的な外調機と空調機の機能を発揮するとともに、従来機種に比べて設置スペースを約50%削減した空冷ヒートポンプ式「立形ルーフトップ空調機」を開発し、本格販売を開始すると発表した。蒸発器の上部に凝縮器を配置することで設置スペースを約50%削減した。運転は冷暖比例制御、除湿・再熱、加湿、空気清浄という空調機として仕様を全て満たしており、新製品では一台でオールフレッシュ用、循環用、外気混合用という3つの運転パターンができる。さらに価格も従来機種に比べて約30%低減。屋外設置で場所をとらない立形一体型としてメリットを訴求し、各種ビルやシネコン、量販店、レストラン厨房など幅広い施設に提案していく。

エアコン用ファンをマテリアルリサイクル―三菱電機・東レが共同で技術開発
 三菱電機、東レは使用済みのエアコン室内機に使用されているクロスフローファンで使用されるガラス繊維強化AS樹脂(ASG)を分別・再利用する業界初のマテリアル技術を共同で開発。この技術を使ったリサイクル施設を分担設置しており、2月末から本格的な量産を開始する。新品同様の品質を確保したリサイクルASGは、三菱電機ルームエアコン「霧ヶ峰」の室内機クロスファーファンに再利用し、家電製品の環境負荷低減を図っていく。
三菱電機ホームページ(ニュースリリース原文)

三洋昭和パネルシステムも値上げ−原材料高のプレハブパネル
 三洋昭和パネルシステム(社長=岸本大三郎氏、本社・東京都)が2月出荷分から冷凍冷蔵パネル・内装パネルなどパネル関連商品の値上げに踏み切った。原材料価格の高騰を理由にしたもので上げ幅は一律10%。プレハブパネルは最大手の日軽パネルシステムが昨年12月出荷分から値上げを実施しており、三洋昭和パネルシステムが追随したことで、新価格への移行に拍車がかかるものと見られる。

4月からレジオネラ対策事業を本格化―アクアス
 アクアス(社長=佐藤英子氏、本社・東京都)は、温泉温浴関係の水処理材事業として、レジオネラ対策事業を4月から本格展開する。そこで同社では、全国に20ヵ所以上の施設を保有し、年間100本以上のレジオネラ検査を実施するユーザーに、レジオネラ定期一斉検査を低価格で契約販売する「全国レジオネラソリューション」事業を本格販売していく。これに合わせて、3月8日から東京ビッグサイトで開催される「ホテルレストランショー」の「AQUA&SPA2005」へ出展し、会場内で無料セミナーも行う。
アクアスホームページ(事業紹介のページ)

「省エネ・鮮度・売り場づくり」の展示会―中野冷機が3月9日、10日
 中野冷機(社長=中野順造氏、本社・東京都)が3月9、10の両日、東京・高輪のホテルパシフィック東京で「ナカノ・フッドストア・システムショー」を行う。35回目となる今回は"省エネ・鮮度・売り場づくり〜人と環境にやさしい安心・快適店舗をご提案"をテーマとし、顧客満足度を追及した店づくり提案を行う。同ショーは、食品店舗や特約店を対象にした新製品・システムの説明・発表会として毎春行っているもの。

HACCPの実務者養成講座―3月1日から研究会が主催
  HACCP研究会(会長=金澤俊行氏)が3月1日から3日までの3日間、東京・東大井のきゅりあん(品川区立総合区民会館)で「HACCP実務者養成講座」を行う。養成講座では、識者によるHACCP概念の説明や食中毒菌対策、食品工場・調理場でのHACCP対策の実戦状況の紹介、HACCP認証プランの実習などを行う。修了者に「HACCP実務者養成講座修了書」を交付し、"相当程度の知識を有する"ことを証明している。この講座は平成11年に始動しており、これまでに440名に修了書を授与している。

福岡で今年初の冷媒回収技術者登録講習会―西冷工が主催で
 西日本冷凍空調工業会(会長=国松孝一・国松工業専務)が3月8日、福岡市博多区博多駅前の博多パークホテルで「冷媒回収技術者登録講習会」を行う。RRC(冷媒回収推進・センター)との共同主催。この講習会を受講した合格者は、冷媒回収破壊法の「知見を有するもの」に該当する。西冷工では毎年2回の講習会を行っており、今回は今年最初の開催となる。


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