2005年2/16日付け
世界初、給排気で熱交換するルームエアコン―富士通ゼネラルが発表
 富士通ゼネラルは、ルームエアコンで給気と排気を同時に行い、さらに給排気の間で熱交換することで冷暖房した室内の熱量を無駄にしない換気機能を搭載し、省エネ性を追及した「EX」シリーズ3機種を3月から発売する。同シリーズは、給気と排気を同時に行うことで、気密性の高い部屋でも素早く空気を入替え、さらに排気する空気の熱量の約70%を給気する空気に還元して室内熱量を無駄にしない、世界初の"EX給排気"機能を搭載した。これにより年間を通じて省エネ性を保持する。
富士通ゼネラルホームページ(ニュースリリース原文)

石油暖房事業から完全撤退、成長商品に資源集中へ―松下電器産業
  松下電器産業は、CO2ヒートポンプ給湯機「エコキュート」や今後に成長が期待できる燃料電池に注力する目的から、石油機器製品の生産を3月末で打切り撤退すると発表した。生産完了機器は、すでに成熟製品とする石油ファンヒーター、FF式石油温風機、石油ふく射ヒーター、石油フラットラジアントヒーター、石油温水ルームヒーター室外機などの石油暖房機と石油給湯機、石油温水暖房ボイラー、石油エアコンの各製品。
松下電器ホームページ(ニュースリリース原文)

家電商品のトータルブランドに「ユニ&エコ」−三菱電機
  三菱電機は、家電リサイクル法をふまえた環境負荷低減への取り組み強化を図り、「ユニ&エコ」(ユニバーサルデザイン&エコロジー)をブランドコンセプトにした今後のグリーン戦略を発表した。「ユニ&エコ」のユニは開発段階と使い勝手等にユニバーサルデザイン(万人向け設計)を明確に導入する。エコは同社独自基準の高効率や省エネ、材料のグリーン調達や省資源を盛り込んだ商品開発を進めるとともに、家電材料のリサイクルを促進するエコロジー活動を展開していくというもの。
三菱電機ホームページ(ニュースリリース原文)

中国で熱交換器の生産へ−日阪製作所と進和が技術提携で
 熱交換器メーカーの日阪製作所と金属接合を主力とする進和(名古屋市)は技術提携し、進和が昨年10月に中国・山東省煙台市に設立した「煙台進和接合技術有限公司」でプレージングプレート式熱交換器を今年4月から生産することを明らかにした。日阪製作所が保有する熱交換器の設計、生産管理技術と、進和の熱処理技術を結集し、中国で共同生産を行うもので、現地に進出している日系の空調・冷凍機器メーカーを中心に販売していく。

平成17年の「建築設備士」試験、受験申込は3月末が期限
 平成17年度の「建築設備士」試験は、第1次「学科」試験を6月26日午前10時から午後5時10分(休憩など70分含む)まで、ついで第2次「設計製図」試験が8月28日午前11時から午後4時30分まで、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島と福岡の各都市会場で実施する。このほど実施機関の財団法人・建築技術教育普及センターが発表した。同試験は、建築設備全般についての知識および技能を有し、建築士に対して高度化、複雑化した建築設備の設計・工事管理についての適切なアドバイスを行える資格者として位置づけられているもの。受験申込書の受付は3月7日から同31日まで。
建築設備士試験の詳細 はこちら 

東京・大手町に就農支援施設をオープン−人材サービスのパソナ
 総合人材サービスのパソナは11日、農業を身近に感じ、興味と理解を深めることで就農支援を行う「PASONA O2(パソナオーツー)」を東京本社地下2階(大手町野村ビル)にオープンした。施設内では稲やサラダ菜のほか、花やトマトなど様々な植物を主に水耕栽培。光源には蛍光灯のほかLED(発光ダイオード)なども活用。新技術を使った農業を体験することで、より一層農業への興味を深めてもらうほか、希望者には農業の研修講座やプログラムの案内を行い、農業希望者の就農サポートを行っていく。

街の銭湯を健康拠点に―厚生労働省が年間5000万円の補助
 厚生労働省・生活衛生課は、銭湯(公衆浴場)を健康づくりの拠点として活用するため その設備費用として平成17年度から3年間、全国で年額5000万円余の補助を行う。厚労省が昨年3月にまとめた「銭湯における温熱効果の予防医学的意義に関する研究」において、銭湯の大型浴槽への入浴等が、ストレスの解消やアルツハイマーの改善に効果があると認められたことを受けて実践するもの。

ハンディキャリブレータ新発売―横河M&C
   横河M&C(東京都武蔵野市中町)はハンディキャリブレータ「C24」を新発売した。同製品は、空気式調節計や空電、電空変換器などの点検機能を備えたハンディタイプ機器。また、微圧力70MPaまで圧力発生できるハンドポンプも新発売する。24VDCループ電源機能、直流電流、空気、液体圧力の測定機能、メンテナンス設備点検機能を搭載する。プラントの予期しない事故やトラブルから設備保護を目的として設備保全に利用できる。既に発売済みだが、出荷は3月27日から。
横河M&Cホームページ(製品情報)

 空調タイムス2月16日号では、上記記事の詳細や
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