2005年3/16日付け
ONA展の開催概要発表―東京都設備設計事務所協会
 ㈳東京都設備設計事務所協会(旧・新東京設備設計事務所協会)の主催による、オープンネットワーク技術の専門技術展示会「オープンネットワークオートメーションシステム展(ONA展、Open Network Automation System Expo 2005)」の開催概要が発表された。それによると同展は、東京・北の丸公園の科学技術館にて、今年6月15日と16日の2日間開催される(同時開催・ONA技術セミナー)。業界内外で注目される様々なオープンシステムを紹介することに力点を置き、ビルオートメーション(BA)業界にとどまらないオープンシステムの可能性を探る。
㈳東京都設備設計事務所協会ホームページ

愛知万博の施設など3件を評価認証―CASBEE
 ㈶建築環境・省エネルギー機構(理事長=村上周三・慶応大学教授)がCASBEE(建築物総合環境性能評価システム)として愛知・地球博の展示2施設、みなとみらい21地区40街区プロジェクトの3物件を評価認証した。対象は愛知・地球博の長久手日本館、およびMM21の集合住宅。認証グレードは、5段階評価の最高であるSランク。今回の認証はCASBEE評価の第1号となる。
建築環境・省エネルギー機構ホームページ

業界初・給気専用の小型ダクト換気扇―三菱電機
 三菱電機は24時間換気システムとして業界初の「給気専用の小型ダクト用換気扇」5機種を5月から発売する。天井取り付けタイプの同製品は、壁面の取り合いで給気ファンの設置が困難な居室への取り付けや室内の意匠性や遮音性の保持を可能にしたほか、給気の際に外気と室内の空気を混合させる独自の給気・循環機能“ミックスフロー”構造を採用、給気時の課題であった冬季の給気冷風感を低減し、空室環境の向上や換気設計時の設置自由度を高めたことが特長。換気量毎時100㎥以下の換気扇で天井取り付けの給気専用小型ダクトタイプは業界初。
三菱電機ホームページ(ニュースリリース原文)

安川電機がモータ専用インバータを発売
 安川電機は、建築設備のファンやポンプで用いられる小型汎用インバータにおいて、同社独自のモータ専用インバータを発売する。同製品は「Varispeed V7 pico」とし、新開発の小型高効率のセンサレス同期モータと専用簡易ベクトル制御インバータを組み合わせた可変速同期モータドライブであり、機械の小型・軽量化と高効率化を実現した。3月21日からサンプル供給、5月21日に発売される。
安川電機ホームページ(ニュースリリース原文)

高効率の中型吸収冷温水機―川重冷熱工業
 川重冷熱工業(社長=門脇文武氏、本社・草津市青地町)がCOP1.17の中型吸収冷温水機「SIGMA MIDY(シグマ・ミディ)」シリーズを開発・さきに受注を開始した。冷房能力141~246kw(40~70冷凍トン)の4機種のラインナップ。同シリーズでは、グリーン購入法に基づく国土交通省の環境物品調達方針に定める吸収式冷温水機の基準値(COP1.05)を大幅に上回るCOP1.17(JIS基準)を達成、中型機ではトップクラスとなる省エネ率30%を達成した。
川重冷熱工業ホームページ(ニュースリリース原文)

三菱電機エンジニアリングがペルチェ方式電子冷却保管庫を発売
 三菱電機エンジニアリング(社長=綿谷晴司氏、本社・東京都千代田区)は、薬品などを65%以上の湿度を保ちながら約4度Cで低温管理できるペルチェ方式の「電子冷却保管庫」を理化学業界向けに3月25日から発売した。今回発売の電子冷却保管庫は、03年2月に発売した低温培養機「クールインキュベータ」をもとに開発したもので、省電力、省スペースであるほか、振動も少ないことから研究室や実験室での試薬・薬品などの保管に最適としている。
三菱電機エンジニアリングホームページ(ニュースリリース原文)

ダイキンが業務用エアコン10%値上げ
 業務用空調器のトップメーカー、ダイキン工業は、業務用エアコンの価格を4月1日出荷分から、同社が設定しているメーカー希望小売り価格、オープン価格を1律10%改定し、値上げを実行する。これはさきに取引先に対して通知した。昨年6月に実施した価格改定に続くもの。原材料価格が依然高騰を続けているなどが今回も理由として挙げている。取引先には“理解と協力をお願いする”としている。なお、原材料の値上がりと同時に需給ギャップ=入手難にあるのは他社も同じで、いずれ価格改定に追随するとの見方もある。


 空調タイムス3月16日号では、上記記事の詳細や
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