2005年4/6日付け
新JISマークを制定
 昭和24年(49年)の工業標準化法の制定から半世紀以上にわたって高品質の工業製品の“印”であったJISマークが丸みを帯びた新デザインに変わる。基準認定制度の国際整合化、民間活力の活用、制度硬直化の是正を狙いに昨年六月に工業標準化法を改正、これに伴って新JISマークを制定した。新マークは今年10月から採用され、3年間の経過措置を経て平成20年から完全移行する。

5月5日立夏をエアコンの日に―日冷工
 ㈳日本冷凍空調工業会は、エアコン利用の最盛期に向かう立夏(5月5日)を“エアコンの日”と制定、エアコン選定方法や省エネ運転に役立つ使い方などをまとめた冊子を発刊した。「上手に使って省エネエアコン、上手に使って快適ライフ。もっと知りたいエアコンライフ」とのタイトルを付けた冊子はB5版6ページ。地球環境をイメージしたキャラクター“エアコンくん”を配してヒートポンプによる冷暖房や省エネラベリング制度を利用した機種(グリーンマーク)選定などを紹介している。

4.5万トンのCO2を削減―環境省
 環境省では、国などの機関によるグリーン購入の取り組みによって得られた、CO2削減等の効果の試算およびグリーン購入法の判断の基準を満たす物品(特定調達物品)の市場形成状況の調査等を行った。それによると、国などによる調達実績は高い水準を維持しており、平成15年度のグリーン購入の取り組みによって4万5000トンのCO2排出削減が達成されたものと試算した。

コロナが灯油燃料のPEFCを開発
 コロナ(社長=内田力氏、本社・新潟県三条市)は出光興産(社長=天坊昭彦氏、本社・東京都千代田区)と共同で市販灯油を燃料とした1kW級の家庭用固体高分子形燃料電池システム(PEFC)を開発。試作機をコロナ新エネルギー研究センターに設置し、4月1日から運転を開始した。4月中には出光中央研究所にも設置する予定。試運転を通じて発電効率や排熱回収効率など基本性能や起動時間、運転制御性、耐久性など実用性の確認を行っていく。
コロナ ホームページ(ニュースリリース原文・PDF)

4種ガスのVOC測定を開発―アビリット
 遊技機関連事業を中心とした事業を展開するアビリット(社長=濱野準一氏、本社・大阪市中央区南船場)ではこのほど、シックハウスの原因物質を現場で即時に測定できるVOC測定器「アビリットVOCアナライザECG-2」の販売を開始した。シックハウス症候群などの原因物質と言われているVOCの中でも特に注目されているトルエンやエチルベンゼン、キシレン、スチレンの4種類の濃度を測定できる。

伝動ベルトで省エネを―バンドー化学
 運搬ベルトや伝動ベルトの開発・販売で豊富な実績を誇るバンドー化学(社長=小涼明夫氏、本社・神戸市中央区磯上通)では、ベルト伝動装置におけるエネルギーロスを分析し、節電を実現したVベルト「省エネレッド」の提案活動を強力に展開中だ。同ベルトは、ノッチ加工(切り込み)を施すことで屈曲性を向上させており、従来品のスタンダードタイプと比較してベルト曲げ剛性値は約半分を実現している。
バンドー化学 ホームページ


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