2005年5/25日付け
フロン回収強化で法改正へ―環境省
 環境省は、現行の「フロン回収・破壊法」の改正案を年内にまとめて来年1月の通常国会に提出する。そのうえでは早期成立をみたあと周知期間を設けることになるが、施行は平成19年4月1日が見込まれる。ただ場合によってはこれを前倒しして来秋10月ころからの施行も視野にしている。法改正では、とくにビル、事務所、店舗などの解体業者に登録制を実施するとともに、管理票(マニフェスト)制度を導入して回収業者との回収証明書のやりとりを行うなどして回収業務とその後の処理を明確にする。

第33期定時総会を開催―冷却器工業会
 日本冷却器工業会(会長=鈴木良造氏・タイセイ会長、事務局・千葉県柏市)は20日、2005年度・第33期(平成17年4月1日~平成18年3月31日)定時総会を、東京・芝公園のメルパルクにて開催した。鈴木会長は「我々の業務領域は、わが国の産業基盤において、根幹部分の一部を成すものであり、その責任は思い。技術研究の分野では、新ユニットクーラー冷凍能力計算ソフト開発等を粛々と進めているが、これもあと一歩の段階まで漕ぎ着けており、会員各位の引き続いてのご協力をお願いしたい」と挨拶した。

自主管理制度が定着―防廃煙工定時総会
 日本某廃煙工業会は今月20日、東京都内で平成17年度の定時総会を開催した。総会では平成17年度事業計画案、収支予算案などを審議し、いずれも執行部の原案を承認した。同工業会では昨年度、材料の高騰がダンパーの製造原価にどの程度影響しているか調査を実施。その結果、02年9月から04年8月までの期間で標準的な角ダンパーは製造原価の16%弱アップが明らかになった。そこで同工業会では鋼材の値上がりを進行している状況をアピールする広報資料を作成、配布している。

適正利潤の追求へ―吹出口工業会定時総会
 空調用吹出口、吸込口メーカーで組織する全国団体の日本吹出口工業会(会長=高原秀治・サンシン社長)は20日、東京都内で第17回定時総会を開催した。総会では平成17年度事業計画案、収支予算案などを審議し、いずれも執行部の原案を承認した。スローガンについては今期も①品質管理の徹底②不採算受注は絶対に行わない③取引価格の“後決め”に絶対反対しよう―の3点を踏襲していく。

ダイキン工業とアイシン精機がGHPで業務提携に合意
 ダイキン工業(本社・大阪市)とアイシン精機(本社・愛知県刈谷市)の両社は、ガスヒートポンプエアコン(GHP)分野で業務提携することで合意したと発表した。これによりとくにダイキン工業はユーザーの熱源選択でEHP(電気式ヒートポンプエアコン)のほかにGHPを商品に加えることで市場での優位性につなげる。
ダイキン工業ホームページ(ニュースリリース原文)

空冷インバーターチラー―日立空調
 日立空調システムは、冷却COP(エネルギー消費効率)「3.0」を実現し、“業界トップの性能”を謳う「高効率空冷式インバーターチラーユニット」を開発し、6月から順次市場投入する。新製品は冷却能力7.5kW機を始め同12.5、19、25kWからなる4機種。このうち19、25kW機は10月からの発売を予定している。同チラーユニットは、新たに採用したインバータ制御、新型DCスクロール圧縮機、DCファンモータなどを採用することで高効率運転を可能にし、高COPを実現したもの。
日立空調システムホームページ(ニュースリリース原文)


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