2005年7/27日付け
蓄熱のつどいに1万7000人
 財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター(理事長=加藤寛氏)は7月21日、ホテルニューオータニで「第8回蓄熱のつどい」を開催し、ヒートポンプ・蓄熱システムの普及拡大に貢献した1個人、62企業、29団体に感謝状を贈呈した。今回は「京都議定書目標達成計画」においてヒートポンプ・蓄熱システムの利用拡大が明記されているなか、2010年までに取り組むべき地球温暖化対策として「いますぐ実践可能な切り札」とし、抜本的な省エネルギー対策、環境負荷低減に欠くことのできない方策であることを強調した。

2段ロータリー式炭酸ガス圧縮機の増産へ―三洋電機
 三洋電機が炭酸ガス(CO2)圧縮機の生産を増強、今年度は5万台以上を計画している。主力であるヒートポンプ給湯機(エコキュート)のほか、低温分野などを含めたアプリケーションの拡大を図っていく。同社では圧縮機生産の世界適地配置を進めており、国内では高付加価値型のCO2圧縮機への特化戦略を展開している・

業務用エコキュートをダイキンと東電が共同開発
 給湯日量(24時間)能力1000、2000、3000各リットルの能力をもつ「飲食店向けエコキュート」を、これまでにダイキン工業と東京電力が共同開発した。今秋11月からダイキン工業が3機種の販売を始める。東京電力も電力需要の拡大から推進活動を活発化する。

空調機の開発力強化へ―富士通ゼネラル
 富士通ゼネラルはこのほど、本社内の空調機試験設備を増強すると発表。空調機需要の世界的な拡大を視野に入れ、空調総合メーカーとしてのプレゼンスを高めるべく技術開発力を強化するのが狙い。また空調機の主力工場である富士通将軍(上海)有限公司でも今年3月に技術棟を完成させており、中国での試験開発設備を増強している。試験設備の投資総額は本社・上海を合わせて約9億円。

業務用空清機を拡充―シルバー精工
 環境機器分野において、家庭用から業務用空気清浄機の品揃え・販売強化を進めるシルバー精工(社長=佐々木三郎氏、本社・東京都新宿区)は、空気清浄機のラインナップ強化を目的に、このほど大容量活性炭、紫外線照射およびオゾン分解機能を搭載した業務用空気清浄機・ひかりちゃんシリーズにおいて「分煙対策空気清浄機」2種を開発、販売を開始した。


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