空調タイムスNEWS０５年８／３号

基準色で対応呼掛け―日本吹出口工業会制定

　日本吹出口工業会（会長＝高原秀治・サンシン社長）は、このほど「ＳＵＩＫＯＵ　基準色２００５」を発行した。同工業会はかねてから吹出口業界の経営合理化を目的に塗装「基準色」を設けるとともに顧客・ユーザーに対してはこの基準色ないから選色するよう働きかけてきた。同「基準色２００５」でもこれまでと同じ全１５色で構成しているが、これまでとわずかに変えて、新たに「ジープトーン」、「ソーラトン」を加えたのが特長。

環境時代の「空衛」テーマに日空衛が全国会議を開催

　社団法人日本空調衛生工事業協会（会長＝山本廣氏）は９月２０日、業界人が一堂に介して意見交換する全国会議を名古屋市中区の名古屋東急ホテルで行う。１２回目となる今回は、昨年に続き“空調衛生工事業の独自性の確立”をテーマとし、地球環境時代における空調衛生工事業の在り方を全員参加の全体会議、パネルディスカッションなどで討論することにしている。

冷房と蓄熱を同時運転「デュエット」１２月投入―三菱電機

　三菱電機は冷房しながら蓄熱運転ができる店舗用（５馬力）氷蓄熱式パッケージエアコン「エコ・アイスデュエット」を東京電力と共同で開発し、１１タイプ１７機種の構成で１２月から発売する。深夜営業や夜間操業の事務所などへの蓄熱空調の普及拡大を視野に入れた開発。冷房／蓄熱の同時運転が行える“デュアル冷却回路”の採用で可能とした。店舗用パッケージで夜間蓄熱しながら２４時間冷房できるのは業界初。

業務用天カセ形熱交換気ユニット「スリムシリーズ」発売―松下電工

　松下電工は、新開発のＬ型対向流全熱交換素子搭載で業界トップのコンパクト化と高静圧化を実現した業務用天吊カセット形の熱交換気ユニット「スリムシリーズ」を９月１２日から発売する。ラインナップは毎時１５０、２５０、３５０、５００の各立方㍍対応の４機種。価格は従来機種と同等の希望小売価格（工事費別）とし、コストメリットも示すなど戦略商品として展開する。

「電気力　漲る」に２万人が参観

　　“電気力漲る”―。蓄熱月間の掉尾を飾って「エネルギーソリューション＆蓄熱フェア」は７月２９日、２万人超を集め３日間の会期の幕を引いた。地球温暖化解決のカギを電気力が握ると示唆するフェアテーマの設定にそった電気エネルギーを利用したヒートポンプ・蓄熱を中心にした高効率型の空調・給湯システムが実機をを交えて会場に並び、併催したセミナーや出展者プレゼンテーションなどソフト訴求とも合わせ、環境負荷低減に向けての最新技術を発信した。

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