2005年8/10日付け
採択23課題が決定―国土交通省
 国土交通省は5日、同省が進める「住宅・建築関連先導技術開発助成事業」の採択課題について発表した。空調・冷熱業界と特に関連の深い「住宅等におけるエネルギーの効率的な利用に資する技術開発」では、「蓄電池組込みのエネルギーシステム」「集合住宅向け水素供給燃料電池コジェネ」「住宅用ヒートポンプ機器の省エネ評価・設計手法と応用性向上」「地域自然冷暖房」「木軸住宅向け全館空調システム」「潜熱蓄熱粒子使用の蓄熱機能建材」「集合住宅向け風力利用換気」など9件が採択された。

中部電力のエネルギーソリューションフェア開催
 中部電力と中部地方電気使用合理化委員会は、今月24日から26日までの3日間、環境対策・省エネ・省コスト、電力の高品質化、企業防災など最適なエネルギーシステムと高い技術力を提案するビジネスソリューションフェア「ENE-WAY(エネウェイ)2005」を名古屋市中小企業振興会館・吹上ホール(千種区)で開催する。今回のテーマは「環境世紀へ、電気の力、無限大」としている。

多面的な協業で新たに合意―日立と三菱重工
 日立製作所と三菱重工業は8月4日、昨年6月に基本合意した空調冷熱事業の統合を断念すると発表した。両社では事業統合という全面的な提携よりも個別分野ごとに協業関係を構築するほうが早期に効果を発揮できると判断。今後は業務用空調機を中心に開発、調達、OEM、サービスという多面的な協業体制を築いていくことで新たに合意した。

ダイキンが新空気清浄機を発売
 ダイキン工業は、家庭用空気清浄機として花粉やダニなどのアレル物質やディーゼル粉塵、排ガスやVOCなどのアジュバントを強力に分解除去する「フラッシュストリーマ光クリエール」の2機種を新商品として9月1日から発売すると発表した。新製品は“電撃ストリーマユニット”と吸着力をアップさせた「ストリーマ脱臭触媒」を開発して搭載したもの。

省エネ低温物流モデル構築へ―前川製作所
 前川製作所はこのほど、蓄冷材を利用することで省エネ効果を高めた低温物流システム「エコ・ランクール」を関西電力と共同で開発したと発表した。運輸部門での省エネ対策に実効を高めるシステムとし、ビジネスモデル提案を行いながら2~3年内に現行の保冷車1600台分のシステム販売を目指していく。


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