2005年1/1日付け
「氷蓄熱ユニット」をモデルチェンジ―日立空調システム
 日立空調システムは、ビル空調や工場でのプロセス冷却用として使用する「氷蓄熱ユニット(空冷ヒートポンプタイプと空冷冷専タイプ)」を04年12月からモデルチェンジした。新製品では、熱源機に高効率チラーを採用し、業界トップクラスの日量冷却COP3.0/2.9(50/60、シリーズ平均)を達成してグリーン購入法適用判断基準を全機種ともクリアした。また、氷蓄熱ユニット・空冷ヒートポンプタイプの電気容量は、非蓄熱空冷ヒートポンプに比べて約半分。同時に年間平均電気料金も非蓄熱タイプの約半分と優れた経済性を発揮する。

ダイキンが機内を洗える設備用エアコンを発売
 ダイキン工業では、エアコンの内部が手軽に洗浄でき、清潔と衛生面へのニーズに対応する設備用エアコン床置形「機内洗浄可能タイプ」を3月から発売する。28kW(10馬力)と56kW(20馬力)の2機種で、エアコン内部の断熱材、熱交換器やドレンパンが容易に洗浄できるなどが特長。新開発の「洗える断熱材」は発砲ポリエチレンに吸水性のないアルミシート素材を蒸着し、また熱交換器には粉塵などが詰まりにくいワッフルファンを採用した。
ダイキン工業のホームページ(ニュースリリース原文)

松下エコシステムズ・広東工場、生産能力2倍に
 松下エコシステムズは、中国広東省にある生産子会社の広東松下環境系統有限公司(略称・PESGD)の工場を広東省仏山市順徳新区に新たに建設し、昨年10月に移転、11月に開所した。これにより同社の生産規模は従来の2倍に拡充し、主に換気扇、レンジフードを中国国内やアジア、北米に、空気清浄機などの家電商品を中国国内のほか日本にも輸出する。また、開発・設計拠点として実験設備、開発環境、現地技術社員を強化し、中国に密着した製品の開発と設計を行うことにしている。
松下エコシステムズのホームページ(ニュースリリース原文)

建設ITの最新動向を一堂に−「CALS/EC MESSE 2005」開催
 日本建築情報総合センター(JACIC)及び港湾空港建設技術サービスセンター(SCOPE)では、CALS/EC及び建築ITに関わる技術・製品・動向等の最新情報を一同に集めた展示会・セミナー「CALS/EC MESSE 2005」を開催する。会期は1月20・21日の2日間、会場はTFTホール(東京都江東区有明)。4回目となる今回は、建築IT先進事例セミナーや実務者セミナーなど建築分野におけるITの普及を強力にサポートする。なお、出展社数は六十社。展示会への入場は無料。
「CALS/EC MESSE 2005」公式ホームページ

中国で現地化追求型プラント完成―NEDO
 NEDO技術開発機構は、2002年からセメント製造プラントの排熱を発電に利用する技術に係る「省エネモデル事業」を中国政府と共同で実施しているが、このたび、国際エネルギー使用合理化等対策事業「セメント排熱有効利用モデル事業」に使用する設備の設置が完了した。同事業では、省エネモデル事業初の取組みとして、設計段階から対象技術の適切な現地化を追求している。すなわち対象技術の導入に要する主要設備について可能な限り中国企業から調達することを前提に設計を行うと共に中国側技術者に対し設備の設置及び運営に係る技術指導を行う。これにより、同技術の導入に係る価格の低下の低減と設備の信頼性の両立を図る。
NEDO技術開発機構ホームページ(ニュースリリース原文)

11月のエアコン国内出荷を発表−業務用は115%と好調
 日本冷凍空調工業会はこのほど、2004年11月度のエアコン国内出荷実績を発表した。パッケージエアコン(PAC)は前年同月比115.9%、57,665台となった。内訳は冷房専用が同140.4%、3,414台。ヒートポンプが同116.7%、54,251台。ルームエアコンは、前年同月比138.6%、316,176台となった。内訳は冷房専用が同80.3%、368台。ヒートポンプが同138.7%、315,808台となった。

新会社の名称は「日立・三菱重工冷熱(株)」に内定
 今年4月1日に日立製作所、三菱重工業は空調・冷熱事業を統合して新会社を設立するが、新会社の名称は「日立・三菱重工冷熱株式会社」で内定した。新会社は日立製作所の子会社である日立空調システムと三菱重工業の冷熱事業本部を統合し、両社共同出資による合弁会社を設立する。日立のルームエアコン、三菱重工の車両用エアコンを除く業務用空調・冷熱機器から大・小形冷凍機までの全商品を事業範囲とし、初年度売上目標は3000億円を計画。2年後の07年度には3500〜3600億円を目指す。

蓄熱システム運転管理等の改善事例を公募―HP・蓄熱センター
 ヒートポンプ・蓄熱センターは「蓄熱システム運転管理等の改善事例」の公募を1月13日から行う。日常的、部分的、小規模なものを含め、蓄熱システムの運転管理、運用、設備の改良における改善により効果があった事例を広く募集し、その開発や改善プロセスにおける努力を財団が評価・表彰することで、運転管理に携わる関係者の更なる啓発を促す狙い。応募は同センターの事務局が指定する申請書を作成の上、提出する。締め切りは3月15日。
ヒートポンプ・蓄熱センターのホームページ(ニュースリリース原文)

ダイキンがスリムなエコキュートを発売
 ダイキン工業は、自然冷媒(CO2)を採用したヒートポンプ給湯機「ダイキン エコキュート」シリーズにマンションなどにも設置しやすいコンパクトな「310?スリム形」を新たにラインアップして4月1日から発売する。同エコキュートでは貯湯ユニット(槽)の容量、設置面積とも従来比約18%削減して幅560、奥行き670、高さ1890mmの屋内・屋外設置兼用とし、マンションなどのパイプシャフトに収まるようにした。希望小売価格は税込み714,000円。
ダイキンホームページ(ニュースリリース原文)

オイルミスト環境で使用可能な冷却ファンモータ発売―山洋電気
 山洋電気(本社・東京都豊島区北大塚)は、切削油などが霧状に飛散するようなオイルミスト環境下でも使用できる冷却DCファンモータ「サンエースWFシリーズ」を発売した。耐油性に優れた材料で巻線、電子部品を保護する構造(フレーム、羽とも樹脂)にし、モータ保護では電流カット方式(逆接続保護機能付き)にし、絶縁耐圧はAC50/60Hz105Vの1分間などでオイルミストが発生する厳しい環境下でも安定した動作を保つとしている。
山洋電気ホームページ(ニュースリリース原文)

エディオンとミドリ電化がオリジナルブランドを開発
 家電量販店のエディオン(本社・愛知県名古屋市)とミドリ電化(本社・兵庫県尼崎市)は、新たに共同オリジナル商品を(専用モデル)ブランドとして「KuaL=クオル」を開発し、1月1日から発売した。第1弾は冷蔵庫とルームエアコンの2機種で、エアコンは2月1日発売となる。近い将来、電池など消耗品にも対象を拡大する。初年度でオリジナル商品は約3,000品目、プロパー共同取組商品で500品目の開発導入を計画し、売上ベースでは両社家電商品中の合計50%程度にまで拡充する。
エディオンホームページ(ニュースリリース原文)

太陽電池モジュールで200Wを投入―京セラ
 京セラは、新たに出力200Wの大型太陽電池モジュールを開発し、1月から市場投入する。公共産業用市場のなかで、このところ設置導入例が増えている100kW以上の大容量クラスのシステムで構成する場合にはモジュール枚数を約10%削減でき、施工工数や電気配線工事の量的削減にも役立つ。同社の同モジュールでは従来は最大でも178.6Wだった。
京セラホームページ(ニュースリリース原文)


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