2月19日付け  〜九州特集号

 最新号の主な見出し


 九州特集

 ・〇三冷年始動第1四半期は8掛け台PAC

 ・学校空調顕在化も全需の伸長は弱含み
   主力形成のリニューアル

 ・福岡でビル建築盛ん
   昨年比2倍の8万7千u
  空室率増加で今後の設備需要懸念

 ・家庭用1kW発電・暖房機
   「ECO WILL」西部ガスが3月から発売

 ・九州最大級の大型SC
   九州ジャスコが熊本に計画

 ・交通・物流整備、新都市
   大型プロジェクトが同時進行
   新幹線は13年度竣工へ

 ・回収破壊法の枠組で
   フロン回収に実効を
 ・今年初の冷媒回収技術講習会 3月26日に実施
                     福岡県冷凍空調工業会

 ・新北九州空港ビル 5月に設計着手

 ・04年度末に1000店
   ローソンが3月に九州支社を発足


 空調業界の市況指数であるPACの出荷は、九州地区でも03冷凍年度にはいっても数量ベースでは8掛け台にとどまり苦戦が続く。新型大型物件が少ないという景気がらみの背景に加え、前年同期に集中した旧冷媒機の出荷が激減していることが一因とされる。数量が不拡大である中にあっては、相変わらずの軟化が続く市場価格が企業経営にとっての悩みを深める。一方、PACではトップランナー方式の導入の中で、高COP競争に拍車がかかり、冷媒フロンもR410A搭載機が主導していくことは確実。また、市場構成は新規物件減の中にあってストック―リニューアル市場にウエイトが相対的に増勢していくことが見込まれ、この市場の取り込みいかんが地域営業拠点の実績を左右させることになる。


 ・最適エネ提案に注力
   蓄電池、分散型電源メニューも

 ・蓄熱空調システムにはなお比重

 ・蓄熱システム主軸の「蓄熱事業」
   今年度30件弱、5000kW見込

 ・業務用電化厨房の普及へ

 ・法人営業を強化、150名体制に

 九州電力

 ・”オンリー・ワン商品”前面に
   業空、住設市場に展開

 ・4月にVIP店表彰

 三菱電機
  LF九州

 ・冷熱ルートと連携強め
   店舗冷設に総合対策を

 日建九州

 ・差別化機投入で拡販を
   更新対応へ「リニューアルマルチ」

 ・実証効果を製品展開へ
   低濃度ブライン氷蓄熱

 日立空調システム
   九州支店

 ・リニューアル標的にサービス体制の拡充も
   GHPは2ケタ台伸長を

 三菱重工
  九州販売

 ・PACゾーンで占有率上昇
   「スーパーエスパシオU」牽引に

 三洋電機空調
  九州

 ・ワムシ給餌、消防ホース乾燥など
   ユニーク商品の製作も

 ・技術力裏打ちに顧客要望に応える

 ・木材乾燥用に冷風除湿乾燥
   宮崎森林組合に120馬力納入

 西日本機材

 店舗冷設
 ・回復急ピッチも持続性は弱含み

 店舗冷設市場の主軸である別置ショーケースが増勢ペースをたどっている。大手流通業の経営破綻ショックからの回復、大店立地法に伴う空白期間の経過などを背景にしたものとみられる。新店のほか、改装需要も牽引車になっているとされる。来年度に向けては郊外型の大型新店の計画も控える。ただ、在福岡のメーカー筋では一過性の特需要素が強いとし、来年度は弱含みの展望を示す。
 九州地区では一昨年から昨年にかけ、地元系ナンバー1の寿屋、中堅のニコニコ堂が相次いで経営破綻。既存店の整理統合の渦中で在来スーパーの投資姿勢は慎重を極め、大店舗立地法による反動減効果が加わったことで、ショーケース出荷は02冷年ベースで8掛け台と低位に推移した。ただ、昨年に入って寿屋、ニコニコ堂の既存店の一部がイオングループなどに吸収され、そのほかの店舗でもリニューアルしてオープンするなどの動きが加わったほか、立地法の施行に伴う新店の空白期間を経過したことも背景に回復のピッチを強めた。
 昨年4月から12月までの11ヵ月の累計では、スーパー向け別置ケースのみで前年同期比16%増と好調な推移。ただ、来年度以降への持続性については弱含み。


 ・計画上回る実績伸長
   別置ケースなどで順風
  システム提案での実行も

 ・食品機械の常設展示場を開設へ

 九州三洋
  特機システム

 ・CR案件も受注”前年並”の堅持へ
   エンジニアリング体制に強味

 日軽パネルシステム
  福岡支店

 ・受注量の確保に注力
   協力会社と連携強化を

 ドーワテクノ工業

 冷機材部品商社

 ・アゲインストの風強まるも

 ・隣接市場の開拓、オリジナル商品の訴求
   新商社像の具現へ

 ・日立電動工具でキャンペーンセール
                   九州鷺宮冷熱部品
 ドーワテクノ

 西日本機材

 ハカタ産業

 九州鷺宮冷熱部品

 極東商会

 ・総合提案営業で実効
   「空調」実績は製造工場にも

 極東商会
  福岡営業所

 ・間口広く顧客利便性を提供
   堅実経営に努む

 宮房冷機

 ・会員に魅力ある団体づくりを
   地域調整機関としての役割発揮も

    西日本冷凍空調工業会新会長  國松 孝一 氏(国松工業専務)



 上記の詳細及びその他の記事については
                空調タイムス2月19日号をご覧下さい



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