2004年2/18日号
三機工業が簡易組立型の小型クリーンルームを開発
 三機工業は小規模クリーンルーム対応の低コストな標準規格品、簡易組立型クリーンルーム「スピードキャビン30」を開発、このほど販売を開始した。設計・施工にあたってはメーカー一括発注ではなく自社設計の内装部材(間仕切・天井・床部材など)を直接調達することで低コスト化を図るとともに、組立工法の改善により工期短縮を実現したのが特徴。既存の一般室などにも設置が可能で、将来の拡張や用途変更にも対応が可能。容易に組立解体でき、リユースもできる。電子精密産業や医薬食品産業などの小規模クリーンルーム市場で裾野を広げていく考え。
三機工業のホームページ(ニュースリリース原文)

ダイキンが冷凍・冷蔵・空調一体ユニットの「コンビニパック」を拡充
 ダイキン工業は店舗用の冷凍・冷蔵・空調熱源ユニット「コンビニパック」の能力増強タイプを開発。8月から投入する。主力市場であるコンビニエンスストアなどで行われている規模の拡大に伴う負荷増大に対応するもので、納入実績や引合い経験から30%増強を設定する。品質・コストは従来機同様に維持していく。ファーストフード店、ファミリーレストラン向け小容量タイプの冷凍・冷蔵用熱源ユニット「ZEAS−C」を2月、冷凍・冷蔵・空調用熱源ユニット「ZEAS−AC」を8月から発売する。
ダイキン工業のホームページ(ニュースリリース原文)

代替冷媒供給に影響軽微−ダイキン・鹿島工場事故で日冷工が見解
 日本冷凍空調工業会は10日、代替冷媒の国内主要生産拠点であるダイキン工業・鹿島工場の事故復旧が進んだことで、代替冷媒搭載機などへの影響は最小限にとどまる見通しを明らかにした。鹿島工場では事故復旧に全力をあげ、2月第3週以降にはHFC125の供給が可能になる見通し。日冷工では「3月には平常状態に復旧する見込み。今夏のシーズンに向けた業界の影響は最小限で、ユーザーに迷惑がかかることはほとんどない」(岸本哲郎専務理事)との見解を示している。

スウェップが熱交換器の価格を5%値上げ−原材料の高騰化に対応
 世界最大のブレージング式熱交換器メーカーであるスウェップインターナショナルエーピー(本社・スウェーデン)はこのほど、原材料価格の急騰に伴い、製品価格を5%値上げすることを決めた。熱交換器の主材料であるニッケルと銅の価格はこの半年間で75%以上の上昇を示しており、その上昇傾向は一向に収まる見通しが立っていない。内部努力での吸収が限界にきており、製品価格への一部転嫁を実施する。価格改定時期は3月実施を目標とし、今後は顧客にその理解を求めていく方針。

三菱電機が抗酸化成分を供給する家庭用除湿機を発表
 三菱電機は天然ハーブのローズマリーから抽出した抗酸化成分を供給する“部屋干しサプリメントエアー”機能搭載の機種を中心にした家庭用除湿機「サラリ」4機種を今月20日から発売する。抗酸化成分のサプリメントエアー(吹出し風)を室内に供給することで空気中の活性酸素を抑制・消去する。部屋干しされた洗濯物の下に本体を置き、サプリメントエアーを直接当てると洗濯物の黄ばみを抑制する効果もあるという。家庭用除湿機で抗酸化成分のサプリメントエアーの搭載は業界初。
三菱電機のホームページ(ニュースリリース原文)


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