2004年5/12付け
エコキュートで新たに17機種を追加―三菱電機
 三菱電機は自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機「三菱エコキュート」の新商品17機種を6月1日から順次発売する。従来の3機種と合わせ、戸建住宅から集合住宅まで、また、寒冷地向けも取り揃え、業界最多の全20機種にラインアップを拡充する。ヒートポンプユニットのCOP向上・運転音の低騒音化などの基本性能に加えて、貯蓄タンク容量の種類増加を図った。ダブル追いだき機能を搭載した「追いだきフルオート」タイプ・自動でお湯張りができる「エコオート」タイプ・「給湯専用」タイプなど、幅広いニーズに対応する。

空調電力最大10%減少―アキレスが窓用遮熱フィルム
 アキレス(本社・東京都新宿区)は、太陽熱射を40%カットし、夏場のエアコン消費電力量を5〜10%減少できる窓用遮熱フィルム「西日課長=商品名」を開発し、このほど発売を開始した。この「西日課長」は、太陽光線をコントロールして室内の明るさはほぼそのままに、暑さや家具・インテリアなどの色あせを和らげる家庭向けの自己粘着窓内貼りタイプのフィルム。体感温度差最大約4℃の高い遮熱効果や一日の電力消費量を約7%ダウンできる省エネ効果、さらにUVカット効果(99.9%以上をカット)が得られる。

ダイキン工業の新社長に岡野幸義氏
 ダイキン工業は、6月29日開催の株主総会後の取締役会で新社長に岡野幸義・副社長の昇格による社長兼最高執行責任者(COO)就任を正式決定する。岡野氏は大阪府出身の63歳。大阪市立大法学部卒、ダイキン工業入社。94年取締役、02年財務担当副社長に就任。2004年3月期まで10期連続して連結決算による経常利益増益達成を財政面で支えてきた。なお、井上礼之・会長兼最高経営責任者(CEO)は現職で続投する。北井啓之・現社長兼COOは健康上の理由から特別顧問に退くことになる。この人事は5月7日開催の取締役会で決めたもの。

石油コージェネに補助―石油連盟、日東紡など16件を決定
 石油連盟は高効率な石油コージェネレーションシステムの普及促進と同時に、石油エネルギーの高効率利用による省エネやCO2削減効果に寄与することを目的に平成15年度に創設した石油コージェネレーションシステム導入補助事業(制度名・環境対応型高効率エネルギーシステム導入補助事業)での平成16年交付先を決定した。日東紡・富久山事業センター(福島県郡山市)熱電併給事業など16件を選定した。これによる総発電規模は2万8536キロワットになり、原油換算で年間約1万キロリットルの削減が見込まれている。

27回国際食品工業展が6月8日から開催−東京ビッグサイトで
 日本食品機械工業会(会長=尾上昇氏)は、6月8日から11日までの4日間、東京ビッグサイトにて「FOOMA JAPAN 2004(国際食品工業展)」を開催する。この展示会は、食品製造・加工機器・装置を中心に、原料処理から包装・環境分野を包括するトレードショーとして1978年から開催しているもの。27回目の今回は「実を結ぶ、食と文化とテクノロジー」をテーマに、食品産業界が抱える課題への対応と食品製造・加工技術の進歩・向上に幅広い展示内容で寄与していく。規模は過去最大となる国内外614社、2498小間。入場は無料で、主催者側では会期中に11万人の来場者を見込んでいるという。

バイオの国際展示会が19日から東京ビッグサイトで開催
 バイオ関連の国際総合展「国際バイオEXPO」が19日から3日間、東京・晴海の東京ビッグサイトで開催され、国内外から参加の294社が最先端のバイオ関連技術・製品を発信する。出展各社の先端機器・システムに平行、バイオ研究受託・バイオチップス・バイオイメージンの3ゾーンを設け、最先端情報を発信する。また大学や国立研究所の研究者によるバイオ専門技術セミナー、出展者による製品・技術セミナーも毎日開催される。


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