2004年10/13付け
三洋電機が大容量圧縮機による多機能エコキュート発売
 三洋電機と関西電力は共同開発で、9kWの家庭用多機能ヒートポンプ給湯機「エコキュート」を開発、十一月十日から発売する。暖房循環水と冷媒を直接熱交換させる方式で、最高80度Cの温水、最大7kWの暖房能力が発揮できる。これにより床暖房や浴室暖房乾燥への対応も可能とした。暖房循環水は自動補給機能を搭載。床暖房では最大二十畳まで対応する。1系統で最大16畳、2系統まで接続できる。定格COPは4・0。
三洋電機のホームページ(ニュースリリース原文)

大和冷機が業冷庫の全機種新モデルの本格出荷
 大和冷機が業務用冷凍冷蔵庫の全機種をモデルチェンジし、プロフェッショナルユースに応えた04年度商品の本格出荷を開始した。また、電子式鮮度保持冷蔵庫「鮮度くん―高温タイプ」、ノンラップの「高温高湿ネタケース」などの付加価値新商品も投入した。04年度新モデルは、シンプルデザインと衛生管理の徹底、使い勝手の向上をすすめ、オール・フォー・プロフェッショナルをコンセプトとする。

新日本空調が設立35周年
 新日本空調は今年十月一日をもって会社設立三十五周年に至ったことから、設立三十五周年記念事業を実施している。〇五年三月期に記念配当十円と増配五円を実施。また設立三十五周年記念パーティーを東京二カ所、大阪、名古屋、福岡、仙台で開催。そして”SNKひろば 会社設立三十五周年記念特別号”(岩崎彰宏社長と千葉県商科大学政策情報学部助教授の宮崎緑氏との対談など)を発行した。十月五日に東京で開催された記念パーティーにはおよそ七百人超の関係者が集い同社の功績を讃えた。同席では岩崎彰宏社長から事業戦略を含めた挨拶が行われた。事業戦略としては次期三カ年経営計画である新日空 New Vision 07計画を策定していることを述べ、ここでは事業アライアンスの実施を進めていることにも言及した。
新日本空調のホームページ(ニュースリリース原文)

日設連が中小施設へ省エネビジネスモデル構築へ
 社団法人日本冷凍空調設備工業連合会は、中小規模のストック市場を対象にした省エネ改修ビジネスモデルの構築を進める。膨大なストック市場での省エネビジネスはESCO事業の納入などを含めて進捗しているが、ストックの多様さなどを背景に後手に回っていた中小規模施設を標的にしながら省エネ実効を高めていくのが狙い。また。ビジネスモデルを標準化することで裾野を広げ会員企業のビジネス機会を高めていく。モデル事業として進めるのが、東京の工場、名古屋の事務所ビル、大阪の店舗、愛媛のスーパーを対象とし、年度内にはデータ集積を図り省エネ効果の検証を行った上で、ビジネスモデルの検証を進めていく。

医療福祉協が病院空調設備の設計・管理指針の説明会

 日本医療福祉設備協会(会長=馬杉則彦氏、事務局・東京都文京区)は22日、この4月に改訂した「病院空調設備の設計・管理指針(HEAS―02―2004)」の説明会を、東京で開催する。「病院空調設備の設計・管理指針」は、病院空調設備に関連する設計、管理手法について、同協会が1989年にまとめ、98年に改訂したもので、病院関係者から永く権威ある行動指針に位置付けられてきた。この行動指針に対しては、医療界からは、最近動向に応じて、患者を取り巻くすべての病院環境設備に対する新しい知見をもととする、エビデンスに基づいた内容への改訂が望まれていた。これは病院感染防止分野で、合理的で経済的にも有効な病院空調設備への見直しが求められていたことに加え、空気調和、感染防止の考え方でも大改革があり、新しい感染症法の施行、米CDCをはじめとする幾多のガイドラインの発表、重症急性呼吸器症候群(SARS)等の新興感染症の発生等、病室の陰圧制御等、感染防止と空調の関わりの重要性が医療関係者に広く認識されるようになる等、病院施設の運営環境が大きく変化していることが背景にある。同協会は、こうした要望に応える形で昨年五月、新たに医療関係者・建築家・設備技術者・施設管理者等からなる「指針検討委員会」を組織し、改定作業を開始。委員会による改定指針草案は、協会Web上で公開し、意見集約の上修正し今年四月、理事会において「本病院設備協会規格(HEAS―02―2004)」として正式制定したもの。



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